かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 【要約独自レビュー4】
かぶ1000著「賢明なる個人投資家への道」の第1部、そして第2部、第3部につづき、本記事第4部として「番外編1と2」をお届けする。
番外編では、かぶ1000さんが得意とする本質的価値をいかに見抜くか、その手法が明らかにされている。かぶ1000さんが得意とする「ネットネット株」「資産バリュー株」投資も、かぶ1000さんの判断基準は本質的価値にある。
かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 番外編1 本質的な価値を見極める
価値は「時間」「時期」「トレンド」で大きく変わる
「本質的な価値を見極める大切さ」
株への投資に限らず、どのような資産を買い付ける場合も、その本質的価値を見極める必要があると説く。そして本質的価値は「時間」「時期」「トレンド」によって大きく変わる。
「時間」で価値が上がるものには、「骨董品」「ワイン」「ウイスキー」などがあります。
骨とう品などは時間が経つことにより価値が増す典型的な例だろう。日本産のウイスキー「山崎」などは、10年前は普通にスーパーマーケットで売られていたが、今は飲みかけのボトルでも中古品として取引されるほどの人気ぶりだ。
「山崎25年」は、下記のとおり200万円を超える価格で売られている。
トレンドで価値が変わる代表例
多くの人が「時期」で価値が変わることを実感したのは、コロナ禍での「マスク」でしょう。
トレンドの変化で価値が変わる代表例は、絵画などの美術品です。
江戸期の画家若冲が、自分の価値を見極めることができるようになるのは今から3百年後であろう、と述べたらしい。そのとおり、彼の絵画は今や日本だけでなく海外でも非常に高い評価を受けている。
ゴッホの海外「ひまわり」は有名だが、ゴッホが生きていた間、彼が売ることができた絵画は2枚だけだった。時間の経過とともに彼の作品が評価されていった。
1億円の値をつけるカード
今価値が上がっているものに、アニメの「セル画」があります。
宮崎駿監督は、もののけ姫などのセル画は、作品を書き終えると捨てていたそうだ。今や1枚300万円にもなるセル画もあるそうだ。
さらに、トレーディングカードという種類のカードでは、世界に1枚しかないということで価値が高まり、一時9億9800万円でオークションに出品されるようなカードがあるそうだ。ステンレスでできた素材の価値は何もないカードがこれほど価値が付くとは。
100年以上価値が残るもの
かぶ1000さんは、価値が上がり続けるものとして、土地、貴金属、宝石を挙げている。
特にピンクダイアモンドの人気が高く、最高品質品質で大粒のピンクダイアモンドは、1カラットあたり1億円の値段がつくものもあります。
本質的な企業価値を見極めた投資
株価は、5年、10年といったロングスパンで見ると、その企業が持っている本質的な 価値に収束する傾向があります。
株を保有するとは、ウォーレンバフェットがいうとおり、企業の一部を所有することだが、では株の本質的価値を見極めるにはどうすればよいのか。
企業の本質的な価値を見極めるには、3つの視点があります。
1つ目は「インカムアプローチ」というものです。
2つ目は「コスト・アプローチ」というものです。
3つ目は「マーケット・アプローチ」というものです。
株の本質的価値を見極め判断する方法として、本書には3つの手法が示されている。
1つ目のインカムアプローチというのは、企業の収入(インカム)を算出することで企業価値を算出する方法である。将来その企業がもたらす収入に基づいて企業の値段を決める。
2つ目のコストアプローチというのは、貸借対照表の純資産の金額を元に企業価値を算出する方法。
3つ目のマーケットアプローチというのは、同業他社の時価総額と比較するなど他企業と比較して企業価値を算出する方法である。
2番手・3番手こそチャンスあり
まだ誰も興味を持っていない銘柄の価値を最初に見抜いたとしても、すぐに投資する必要はありません。
投資で大切なのは、大底で買って、最大限の値上がり益を得ようとする必要はないということです。
株初心者として出来るだけ株を安く買いたいという気持ちが強くなってしまい、ここが底値だろうというところで株を買う。私がその典型だが、そこから株価が上がる可能性はほぼない。なぜならば、今まで株価がどんどん下がってきたのに、なぜ自分が株を買った瞬間に、魔法がかかったかのように株価が急展開しいきなり上がりだすのだろうか? わかってはいるがどうしても株価を安く買いたいという意識が、落ちるナイフを掴んでしまうのだ。
It’s far better to buy a wonderful company at a fair price than a fair company at a wonderful price.
そこそこの会社を素晴らしい価格で買うより、素晴らしい会社をそこそこの価格で買うほうがはるかに良い。
ウォーレンバフェット
100人規模のパーティなら20人、30人くらい集まったところで参加すれば、本質的な価値がある銘柄を適正価格より、やや安く仕入れられるというイメージです。
企業の本質的価値を見極めて本当に割安な株価でその企業の株を買ったとしても、その株価がすぐに上がるわけではない。下手をすると数年以上、その企業の価値に気づく投資家はいない状況がつづき、株価は低迷しているかもしれない。いわゆるバリュートラップと呼ばれる、割安なのに誰も手を出さないから株価が上がらないワナ(トラップ)に陥ってしまう。
そのほかの大勢が目をむける前、これから盛り上がろうとする20人から30人目くらい でパーティに参加するように投資するには、日頃からアンテナを高く伸ばし、経済や社会 の動きに興味を持っておくことです。
日本円だけでなく米ドルや金価格をベースに株価を評価
物事を多角的に捉えて価値を見極める視点です。
私たちは日本で暮らしているから、日本円が判断基準のベースになる。ユニクロで去年2千円だったフリースが今年は3千円なんて高いなどがその典型だ。
ところがその基準となっている日本円は価値が不変かというとそうではない。2020年には一米ドル110円だったのに、2022年には1米ドル150円に迫った。米ドルを基基準に考えると日本円の価値は30%近くも下落している。
同じように金の価格を基準にして日本の資産を計算すると、日本円を基準にして価値を算出していた時と全く異なる価値が浮かび上がってくる。
日本円で考えるのが当たり前だと考えがちだが、その日本円は不変の価値ではなくコロコロ価値が変わってしまう資産なのだ。
たとえば日本円だけでなく、金価格をベースに見てみると、日経平均株価は決して高値 とはいえないのです。
上記チャートは2003年を起点とした、日経平均に連動するETF IS225 と金(ゴールド)価格の相関。
日本の株式市場の取引のおよそ70%を占めているのは、外国人投資家です。彼らは、日本円ベースではなく、米ドルベースで日経平均株価や個別株の値動きを見て投資しています。
「有形資産」だけでなく、「無形資産」にも目を向ける
近年では「無形資産」が特に注目されています。無形資産とは、目に見える実体がない 資産のことです。
ブランドを構築することに、アメリカの消費財メーカーは長年力を注いできた。例えばコカ・コーラやペプシコーラは莫大な費用をかけてブランド構築に勤しんでいる。
かつてアップルのスティーブジョブズが、ジョン・スカリー氏をアップルに招き入れた際、「一生砂糖水を売るつもりか」とスカリー氏に迫ったという。スカリー氏は当時ペプシコーラのCEOをしていた。
しかし、スカリー氏は、ただの砂糖水を売っていたのではない。ペプシコーラは莫大な費用をかけてブランド構築を行ってきた。
アメリカの巨大IT企業であるGAFAM(グーグルを運営するアルファベット、アマゾン、旧フェイスブックのメタ、アップル、マイクロソフト)は、いずれも有形資産よりも無形資産が大きいのが特徴です。
「10万円記念硬貨」を評価する2つの視点
記念硬貨のコレクターからすると、発行枚数が1000万枚もあり、しかも保存状態が良好ではないとしたら、価値が高いアイテムとはいえません。
しかし、1986年(昭和61年)発行の10万円記念硬貨には、金(ゴールド)が含まれている。その金にこそ価値がある。
しかし、この記念硬貨は20gの純金が使われています。そこで「金貨」という視点から記念硬貨を捉え直すと、新たな価値が見えてきます。
近年の日本の記念硬貨には、ほとんどプレミアムが付かない。例えば平成31年の世界文化遺産貨幣セットは、販売価格が2,300円だった。発行数は4万部。金銭としての価値は、5百円玉1枚、百円玉1枚、五十円玉1枚、10円玉1枚、5円玉1枚、1円玉1枚の合計666円。要するにケースと冊子がついいる、666円の硬貨を2300円で造幣局は売りさばいた。
この記念硬貨セットの実際の取引価格はというと、ヤフーオークションで2000円前後での取引になっている。プレミアムは全くつかない。強いて良い点を挙げると、このセットに含まれる百円玉の発行枚数が少ないので多少のプレミアムがついている。
他の世界文化遺産貨幣セットの取引価格は、1000円前後になっている。造幣局が販売したのが2300円、含まれる硬貨合計は666円、現在の取引価格は1000円前後。
かぶ1000さんが指摘するように、記念硬貨でも、金や銀に連動して値がついているものもある。昭和30年~40年に発行された100円玉の中には発行部数が少ない、さらに純銀の含有量が多いなどの理由で100円以上の値で取引される100円だまもある。
かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 番外編2 投資家としての五感を鍛える
ネット取引だけでは投資家としてのセンスを養えない
私自身も、ネット証券で株取引をしているのですが、ネットだけでは大事な何かを見逃 したり、投資家に欠かせないセンスや感覚が養えなかったりする恐れがあるのではないか とも感じています。
企業の株が、紙きれの株券ではないことを実感するためには、その企業の店舗に足を運んだり、その企業のサービスを利用したりすることは重要なのだろう。
スマホで誰でも等しく得られる情報だけで、投資判断を下すのはちょっと危険だと私は 考えているのです。
そこで大事なのが、投資家としての五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)を鍛えることです。
五感を鍛える(1)現場に足を運ぶ
小売業や外食業なら、実店舗に行ってみれば、スマホからは得られない現場の生情報が 得られます。
スーパーマーケットは、業界の競争が激しい。その中でどの企業が今後も事業を拡大できるかを見極めるには、やはりその企業が展開する店舗に足を運ぶのが一番良いだろう。
最近は都心でもスーパーマーケットを展開する企業が増えている。東京の港区近辺でもサミットやライフなどのスーパーマーケットが新たに店舗を展開している。都心がオフィスだけではなく、共働きの会社員世帯の住居にもなってきているから、その需要を見込んでいるのだろう。都心の店舗家賃と売り上げとを比較して採算が取れているのか、客の入りはどうか、品物の価格、商品の充実度などは実際の店舗でないとわからない。
企業のIR(投資家向け広報)などの開示情報は過去のものですが、現場で感じられるのは最新の生情報です。
実際に現地へ出向いて五感を働かせると、ネット検索では得られないリアルな雰囲気が わかるのです。現地の人の話をうかがって、貴重な情報が得られることもあります。
ユニクロはどの地方でも盛況なのか、それもやはり店舗に行ってみないとわからないだろう。好調と思えたユニクロの売り上げも、2022年には一時期暗雲に乗り上げた。同じ用意ニトリの売り上げにも陰りが見え始めた。実際に銀座にあるユニクロの巨大店舗に足を運んでみると、平日などは客がまばらにしかいない。こういう情報は、やはり現地に出向いて自分で収集するのが一番いいのだろう。
五感を鍛える(2)株主総会に参加してみる
昔の株主総会のように、「しゃんしゃん総会」は少なくなったようだ。「しゃんしゃん」と揶揄される総会とは、できるだけ株主に質問をさせず、前の列に陣取った会社OBなどが「異議なし」としてどんどん総会を前にすすめ、短時間で総会を終了されるような株主総会だ。
高く評価できるのは、社長自らが質問に答える企業です。
大企業ではなかなか難しいだろうが、中堅規模の企業ならぜひ社長に事業に関わる質問に答えてほしい。実際に事業のかじ取りをしている社長が、その内容に疎いのであれば、投資先としては不適切と判断せざるを得ないだろう。
ウォーレンバフェットも、投資先として重要な要素の一つに、有能な経営陣を挙げている。
私が株主総会でよく質問するのは、「配当性向」についてです。
五感を鍛える(3)いろいろな人と交わる
五感を鈍らせないためには、普段属している会社や組織以外の幅広い人たちと交わるこ とも大切だと私は思います。
会社員をしていると、どうしても交わる人の属性が一定の範囲に収まってしまう。同じ会社の同僚、同じ業種の取引先などだ。
異業種交流会というのが一時期流行っていたが、他の業種の人と交わり情報交換をするだけで、その業界のことを若干でも理解することができる。場合によってはそのように知り合った人に、投資先として考えている企業について意見を聞ける。
投資家の「視覚」を鍛える
同じ数字の羅列を眺めていたとしても、会計に関する基礎的な素養がない人と、会計を 少なからず理解している人とでは、そこから得られる学びは異なるはずです。
かぶ1000さんは、高校卒業後、会計を学ぶ専門学校に通っていた。つまり、会計について深い知識があると考えてよいだろう。
ウォーレンバフェットが、投資家にとっての会計は言葉のようなものだと言っているが、会計の基本的な知識は欠かせない。この項目でかぶ1000さんは、株式投資をするならば、会計の基本的知識を持っていることが不可欠である点に触れている。
投資か視線で会計を学ぶ最も実利的な方法は、財務諸表の読み方を学ぶことだ。
下記の本は、初級者におすすめできる、決算書音読み方が学べる本だ。
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投資家の「聴覚」を鍛える
投資家の聴覚とは、「雰囲気や状況を察知する力」だと私は思います。
売り場が熱気にあふれているとしても、若い女性ばかりが並んでいるような状況だと、運営企業は「流行株」で終わる可能性もあります。
ネット上で聴覚を発揮して雰囲気をつかむとしたら、ツイッターなどSNSのつぶやき をチェックするのも有効だと思います。
ツイッターの検索で表示されるのは、スクリーニングされた結果ではなく、現在進行形 でユーザーの生のつぶやきが垂れ流されたもの。いま現在の「リアルな声」を聞くことが できます。
ツイッターでは、フォロワー数の少ない人のほうが好き勝手につぶやいている傾向があるので、興味深い情報が得られることがあります。
投資家の「嗅覚」を鍛える
株式投資に求められる「嗅覚」とは、ぴんとくるか、こないか、いわば「直観」や「予 感」だと私は思っています。
個人的な体験を踏まえると、「嗅覚=直観」に関しては、男性よりも女性のほうが優れ ているような気がしています。
投資家の「味覚」を鍛える
投資家にとっての「味覚」は、私は「体験」だと思っているのです。
この器の大きさは、株式投資を続けてリスクを体感するうちに徐々に慣れて、少しずつ 大きくなってきます。
食べ物に好き嫌いがあるように、株式にも相性があります。これも実際の投資経験を通 じてわかってきます。
どんな銘柄が自分にあうかは、やはり実際に投資をしてみないとわからないものです。
投資家の「触覚」を鍛える
私は、投資家の「触覚」は、投資に対する「手ごたえ」だと思っています。
「刑事コロンボ」のように五感で集めた小さな情報を組み合わせる
私は「刑事コロンボ」の大ファンなのですが、株式投資でもコロンボ警部のように、五 感を駆使して集めた小さな情報を集約することが大事だと思っています。
おわりに
株式を投資する際に一度立ち止まって考えてほしいのは、自分の人生でなにがいちばん たいせつなのかということ。
私自身、これまで一番大切だと考えてきたのは「時間」です。
残りの人生が短くなればなるほど、時間は貴重になります。私も40代後半になり、い までは要所要所でメンテナンスをするだけで資金が回るようになり、幸いにも家族や友達 とすきなことをして過ごす自由な時間を満喫しています。
私には死ぬまでにかなえたい1つの目標があります。株式投資で築いた資産の一部を元 手に、「かぶ1000財団(仮)」をつくりたいのです。
かぶ1000著 「賢明なる個人投資家への道」とおすすめ本
かぶ1000 著作
Amazon 「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」
楽天 「貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術」
Amazon 「賢明なる個人投資家への道」
楽天 「賢明なる個人投資家への道」
かぶ1000氏 監修
かぶ1000さんが監修。ベン・グレアムの投資法をまんがでわかりやすく解説
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かぶ1000氏 推薦本
「「賢明なる投資家」は、私の投資家人生を変えた一冊です。」「賢明なる個人投資家への道」P5 かぶ1000さん、ウォーレンバフェットが感銘を受けた本
Amazon 「賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」
楽天 「賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」
かぶ1000著 「賢明なる個人投資家への道」目次一覧
かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 【要約独自レビュー】
お金の価値は70年間で8分の1に下がっている
日本はデフレなのか、インフレなのか
日本の現金主義は世界的にみると「異常」
デフレは終わり、インフレが進もうとしている
ディズニーチケットを基準にすると、1万円は5000円の価値しかない
お金の価値が下がるのは宿命のようなもの
信用が崩壊した瞬間、金融パニックがおこる
株式は現金より信用度が高い
お金は株式にするのが正解
インフレに勝てるのは金と株式、なかでも株式が優位
株式で複利効果をフル活用
暴落を乗り越えて力強く成長
実は日本株こそ最強
できるだけ早く始めたほうがいい
なぜ不況なのに株高が起こるのか
安く買って高くうることが狙いではない
FXや暗号通貨がお金の置き場所として適切ではないわけ
株式は資本主義に参加するチケット
株式投資はクラウドファンディングのようなもの
かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 【要約独自レビュー2】
投資家として成長する
資産1億円はどう狙う
投資先が倒産する確立は6%
リスクを減らす3つの分散投資法
信用取引には安易に手をださない
できるだけ多くのお金を証券口座に移す
余裕資金からチャレンジ資金へと発想転換
フルインベストメントがベスト
銘柄を入れ替えてポートフォリオをリフレッシュ
セクター別にどう投資先を検討するか?
株価が下がっているときこそよく見たほうがいい
投資の成否はインデックスとの比較で判断
「入金投資法」はインデックス投資向き
他人が勧める銘柄をうのみにして買ってはいけない
値上がり狙いか、配当金狙いか
「PBR」「PER」「FCF」くらいは押さえておく
かぶ1000 賢明なる個人投資家への道 【要約独自レビュー3】
資産一億円に向けたロードマップ
<ステージ1>500万円未満(年間期待運用収益:50万円未満)
たね銭を500万円に増やすことが第一関門
たね銭を増やすには節約が一番効く
Bto C(消費者向け)
最低2単位(通常200株)を買ってみる
<ステージ2>500万~1000万円未満(年間期待運用収益:50万から100万円未満)
自分に合った投資スタイルの確立
3~5銘柄に文さん投資
分散しすぎないほうが良い3つの理由
<ステージ3>1000万~3000万円未満(年間期待運用収益:100万から300万円未満)
資産拡大に立ちはだかる壁
貯金ゼロの開業医が株式投資に目覚めたら
<ステージ4>3000万~50000万円未満(年間期待運用収益:300万から500万円未満)
年利10パーセントでFIREをめざすのもアリ
インデックス投資で確実に資産増を狙うのもアリ
<ステージ5>5000万~一億円未満(年間期待運用収益:500万から1000万円未満)
メンタルの強さが必要になる
メンタルに不安のある人こそバリュー投資
配当金の再投資でハイリスク・ハイリターン狙い
一度立ち止まって人生をリセットしてみる
番外編1
本質的な価値を見極める
価値は「時間」「時期」「トレンド」で大きく変わる
トレンドで価値が変わる代表例
1億円の値をつけるカード
100年以上価値が残るもの
本質的な企業価値を見極めた投資
2番手・3番手こそチャンスあり
日本円だけでなく米ドルや金価格をベースに株価を評価
「有形資産」だけでなく、「無形資産」にも目を向ける
「10万円記念硬貨」を評価する2つの視点
番外編2
投資家としての五感を鍛える
ネット取引だけでは投資家としてのセンスを養えない
五感を鍛える(1)現場に足を運ぶ
五感を鍛える(2)株主総会に参加してみる
五感を鍛える(3)いろいろな人と交わる
投資家の「視覚」を鍛える
投資家の「聴覚」を鍛える
投資家の「嗅覚」を鍛える
投資家の「味覚」を鍛える
投資家の「触覚」を鍛える
「刑事コロンボ」のように五感で集めた小さな情報を組み合わせる